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研究員諸君、ご苦労。
先日、本艦は「Vmusicianクレリエール」へ出撃した。
まず結論から報告する。
よい音楽が多すぎる。
以上。
……で終わると報告書として不十分なので、人体実験レベルで観測した結果を共有していく。
Vmusicianクレリエールとは何だったのか。
本艦の見解としては、
「Vmusicianという名の各艦隊司令官たちが集結する観艦式兼模擬戦」
である。
さまざまな楽器、歌、オリジナル楽曲。
各艦隊が独自の兵装を搭載し、それぞれの戦術で出撃する。
さながらア・バオア・クー。
あちこちでビームが飛び交い、音楽が爆発していた。
もちろん実際には平和な演奏会である。
しかし演奏者同士だからこそ分かる。
あの数十分に込められた練習量と準備量は決して平和ではない。
裏では各々が長期間にわたって整備・補給・改修を重ねている。
本番はその成果を投射する瞬間である。
つまり演奏とは戦闘である。
非常に興味深い研究テーマであった。
Vtuberという存在は不思議である。
同じステージに立っていても、誰一人として戦い方が同じではない。
ある者は選曲で魅せる。
ある者は演奏技術で圧倒する。
ある者はオリジナル楽曲という専用兵装を持ち込む。
ある者はMCで観客を巻き込み戦場そのものの空気を変える。
本艦は常々、
「Vtuberの最大の武器は個性である」
と考えている。
今回のイベントはそれを再確認する機会だった。
同じフォーマット。同じ持ち時間。
にも関わらず、全員違う。
だから面白い。
だから見ていて飽きない。
本艦は出演者でありながら、可能な限り他の演奏も観測していた。
もちろん全時間を集中して見られたわけではない。
作業しながら流していた時間帯もある。
しかしそれでも学びは多かった。
「あ、この曲順いいな。」
「このMCの入り方うまいな。」
「この転換の仕方スマートだな。」
「なるほど、その兵装の使い方があったか。」
気付けば脳内でずっとデータ収集が行われていた。
もはや職業病である。
研究員諸君もそうだと思うが、一度分析モードに入ると止まらない。
純粋に楽しみながらも、頭の片隅では常に観測機器が稼働している。
今回も大量の研究データを回収することに成功した。
そして忘れてはならない。
今回の作戦を指揮した総司令のなみだちゃんである。
イベント当日だけを見ていると分からないが、こうした大型作戦は裏側が本当に大変だ。
出演者との連絡。
タイムスケジュール管理。
トラブル対応。
告知。
確認。
調整。
確認。
調整。
確認。
たぶん確認。
そしてまた調整。
想像するだけで胃が痛くなる。
しかし、なみだちゃんは終始明るく、細やかに対応してくださった。
表でも裏でも本当に頼もしい総司令でした。
改めて感謝申し上げます。
そして本艦を応援してくれた隊員諸君。
現地で応援してくれた隊員。
配信で見守ってくれた隊員。
SNSで盛り上げてくれた隊員。
本当にありがとう。
演奏は一人でできる。
でも演奏会は一人では成立しない。
コメントも。
拍手も。
感想も。
全部が燃料になる。
諸君らのおかげで、本艦は無事任務を完遂することができた。
今回の人体実験結果をまとめる。
Vmusicianが大量に集まるとどうなるのか。
音楽で脳が飽和する。
非常に良い。
もっといろんなVmusicianを観測する。
もっと演奏する。
もっと研究する。
以上。
Vmusicianクレリエール戦線報告書である。
研究員諸君、引き続き柴音ラボの研究活動へのご協力を要請する。
次回の人体実験で会おう。🧪🐕🎶
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