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ごきげんよう。桜羽ありすです。
前の投稿でお嬢様学園の生徒という話をしたと思いますが、今回はその通っている学園についてお話したいと思います。
※ここから先のお話に出てくる名前や地名は現実には存在しません。
どんな学園?
私が通う私立桜女子学園は、桜木市の南部に位置する学園都市「桜木学園都市」の北部に位置する初等部から高等部まである女子校で、有名政治家や財閥のお嬢様たちが通うお嬢様学園です。
学園の周りは学園都市内で特に桜の木が多く、桜の名所とも言われているほどで、春には学園周辺には桜を目当てに多くの観光客が集まります。また、学園の敷地内には冬に花が咲く冬桜があり、春だけでなく冬にも桜が見れ、その桜が満開の時にはその桜の木の周りのみ一般開放されています。
校則
桜女子学園は校則が普通の学校では考えられないほど厳しく、挨拶から身だしなみ、言葉遣い、交友関係とあらゆるものが厳しく制限されており、違反すると厳しい指導があるだけでなく、最悪の場合は留年となることもあります。それ以外にも桜女子学園は色々な留年理由があります。その中でも特に多い留年理由が3つあります。
学園特有の留年理由① 作法
桜女子学園には、他の学校の科目の他に「作法」という科目がある。この評価が3以下の場合は他の科目がどんなに良くても留年となる。
そのためこれが理由で毎年、外部入学生(中等部や高等部から入ってきた学園生)を中心に毎年3割程度の学園生が留年しています。
この作法の科目について特に厄介な点は、評価が作法の授業の時だけでなく校内や寮での生活における作法も影響を及ぼすという点であり、自室以外のところでは全員気が抜けません。もちろん初等部1年生と中等部・高等部の外部入学生への配慮はあり、1年生の1学期中は指導で済みます。ですがそれ以外では非常に厳しいです。
そんな作法の教科担当である「御子柴和子」先生は、学園では非常に作法に厳しい先生で、学園生はもちろんのこと、OGの皆さんも先生に会うと無意識に背筋が伸びてしまいます。でも分からないことをはっきりと分からないと言えば丁寧に教えてくれるすごく優しい側面もあります。
学園特有の留年理由② ダンスの秘法
この学園にはダンスの秘法というものがあり、中等部と高等部では、これをマスターしていないとたとえ評価がオール5であっても2年生から3年生へ進級ができません。この規則により、毎年1〜2割の生徒が留年しています。
このダンスの秘法はかなり特殊なもので、ワルツの女性用ステップに合うように作られており、これを使用すると、この秘法を知らない人には男性側のダンスの技術の低さが見えないという特性があります。私たち学園生は1年生からこの秘法を教わり、2年生の3学期に公開の舞台でテストを受けます。そこで男性側の技術の低さが素人に少しでも見えてしまった場合、その地点で不合格となり、留年が確定します。
学園特有の留年理由③ 淑女試験
桜女子学園の最上級生は、2学期に「淑女試験」という試験を受けます。この試験は、これまで学園で身につけてきた作法やダンスの技術等が淑女と呼べるレベルに達しているかを審査する試験です。初等部と中等部の場合はこの試験に合格しなければ外部の学校の受験を禁じられ、強制的に内部進学となり、不良学園生クラスへ割り振られますが、高等部の場合は留年となります。
この審査は主審として学園長と御子柴先生、副審として他の作法の先生が審査をします。合格基準は、主審の二人と副審の先生方の5分の4の合格判定が必要というかなり厳しいものになります。
この試験の評価はとびきり厳しく、これが理由で毎年3分の1の学園生が留年しており、高等部3年はクラス数が他の学年よりも多くなっています。
この試験の評価について恐ろしいのは、評価をいつ実施しているかが分からず、気づいた時にはすでに評価が終了し不合格となっていることがあるところです。2学期になると高等部3年のフロアに時々学園長が現れるので学園長の評価の対策はいくらでもできますが、御子柴先生を含め他の先生方はいつもそばにいるためいつ評価をしているかが予想もつきません。
学園の慣習・文化等
①生徒会どころか教頭先生よりも上!?学園の象徴「歌姫」
桜女子学園には創立の頃から入学式や卒業式といった外部の方々が学園に訪れる特別な行事で歌を披露する「歌姫」という存在がいます。彼女たちは学園を象徴する存在であり、歌唱力だけでなく作法においても他の学園生以上の技量が要求されます。
元々はソプラノパートのみでしたが、高度経済成長期終期の頃にアルトパートの歌姫が誕生しました。しかしバブル初期の頃、学園生からするとアルトパートはソプラノパートより歌いやすいということから自分が歌姫だと言い、地位の争奪戦が巻き起こりました。もちろんこんなことは学園生としてあるまじきことであり、学園としても看過できないことからすぐさま対策を講じることとなりました。そしてその当時のソプラノパートの歌姫様の一言により、年に一度、歌姫様を選ぶ日を設けることとなり、今では4月にその候補生を募集し、11月の投票日まで厳しい歌と作法の勉強をさせられるようになりました。
歌姫様の地位は、学園の象徴ということもあり、学園内では彼女たちの上は学園長のみというほど高い地位にいます。また、歌姫様のお仕事が平日にある時は公欠となり、学園内ではかなり優遇されています。
そんな歌姫様も今、ソプラノパートは第100代目、アルトパートは199代目となりましたが、ソプラノパートの歌姫様は3年前に選ばれたとある中等部の外部入学生の女の子が就任して以来後任が現れず、彼女が中等部を卒業して他の学校に行ってからも彼女が歌姫様を続けるという状況が起きています。そのため彼女は今、歌姫様であるために桜女子学園の高等部にも歌姫様であるためだけに特別に籍を置いています。この事態は彼女が初めてではなく、ソプラノパートの歌姫様においてはいつも起きています。
②歌姫様を選ぶだけでなく生涯のパートナーを決める場!?年に一度のダンスパーティー「冬桜の会」
桜女子学園はお嬢様学園であり、男性との出会いというのが全くありません。しかし、そんな私たち学園生にも出会いの場があります。それが毎年11月に開催されている「冬桜の会」です。
冬桜の会は最初に中等部と高等部の学園生で次の歌姫様を選出します。それが終わると中等部の生徒は去り、高等部の生徒たちは招待状が送られた他の学校から訪れた男子生徒たちとダンスをし、生涯のパートナーを選ぶことができます。このダンスパーティーの最中は、先生たちは監督するだけで基本的に学園生たちの自主性に委ねられます。特に歌姫様が高等部の生徒である場合、この場で誰と踊るかがものすごく注目されます。
これ以外にも色々な慣習や文化がありますが、桜女子学園といったらというのはこの2つが有名です。
ありすは学園ではどんな感じ?
私は先生がいない時の教室内や寮の自室内ではかなり自由で、それ以外では淑女として過ごしているため、先生たちには淑女に見えていますが、学園生の間では「お嬢様らしくないお嬢様」として有名になっています。そんな私ですが、厳しい規則に縛られた学園生からすると私はかなり羨ましい存在らしく、息抜きをしたい学園生はよく私の寮の部屋に遊びに来ています。まあみんなも、お嬢様といえど、年頃の女の子というわけですね。でも私はそれでいいんじゃないかなって思います。お嬢様として厳しい教育を受けないといけないのは分かりますけど、普通の女の子としての感性も磨かないとね♪
でもそんな私だけど学園では成績がかなり良くて、実は学年では比較的上位にいます。特に理科は学年トップの成績です♪
さて、今回は私が通う学園がどんなところかということで書かせてもらいましたが、イメージはつきましたか?もしこんなこと聞いてみたいとかありましたらぜひコメントして下さい💕