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バーチャル女装をするために、自分のゲーミングPCの中にAIを構築した話 Part2 要件とこれからの流れ編

初回公開日時 2025年4月9日 09:37

最終更新日時 2025年4月11日 12:09

(続き)

私の2025年4月現在のPCの構成は、以下の通りである。
CPU: Intel Core i9 14900K
RAM: Crucial DDR5-4800 64GB(32x2)
GPU: AMD Radeon RX 7900XT
これ以外のパーツは、今回の場合特に重要でないので省略する。

今回、画像生成AI環境に求める要件は、以下の通りである

・Windows11で動作すること

わざわざLinuxを入れるのはめんどくさいため。

・できるだけ新しいAIであること。

数年前に使ったStableDiffusionはすでに時代遅れかも知れないから。

・AMDのGPUでも高速に生成が可能であること

Zluda(CUDA互換)の環境を構築し、ストレスなく画像を生成することを目標にする。

・無料であること

アプリに払う金をケチるためにPCでAIを動作させようとしてるのに、お金を払ったら意味が無いため。

・ローカル環境でAIが動作すること

ローカル環境でAIを動作させるのは大変だが、1つ重要なメリットがある。外部のサーバーが不要なので、生成物や読み込ませた画像などが外部に流出する心配が無いことである。
ユーザー登録をして利用できる生成AIサービスは多分沢山あるだろうが、個人情報(今回の場合、素顔など)を外部のサーバーに送信することは、あまり気持ちの良い物ではない。
よって、ChatGPTの画像生成サービスなどにも頼らないことにした。
自分のPCというリソースだけで生成AIを動作させることにする。

・リアル系の画風を生成できること

生成AIというと、イラストのイメージが強いかも知れないが、今回の目的は自分の女装姿を自分で見て楽しむことなので、リアル系の画風が好ましい。

以上の要件を満たすように、環境を構築していく。

大まかな流れ

  1. 環境の準備 (Nvidiaと共通)
    使用する画像生成AIの決定、ストレージの確保、Python, git, Visual C++ Runtime, VGAのドライバ更新

  2. AMDのAI用開発キット HIP の導入(AMD Radeon限定)
    どうやら、「Zluda」を動作させるのに必須らしい。

  3. AIの動作環境とAIモデルのダウンロード

  4. 初回起動

  5. 生成

Part3から、実際にAIを動かしてみることにする。


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