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この夏、チャンネルコンセプトとして「疲れた大人の雨宿り場所」を打ち出しました。
今回はそんなコンセプトが出来上がった背景紹介と同時に、新しい夢をどどん!と掲げたいと思います。
そもそもコンセプトについて考え始めたのは、ある時期に私のチャンネル、ひいては活動がリスナーさんにどんな価値を提供できるのかを思索しだしたのが発端でした。
別チャンネルのニーア解説チャンネルの価値は、多岐に渡るニーアの情報をまとめて理解できること、その上で私ならではの視点が動画に込められていることです。情報を提供するチャンネルなので、極論をいえば私自身の魅力や技術は必要ありません。必要なのはリスナーさんにお届けするメリットの追求だけです。
一方、ゲーム実況メインのVtuberとしての活動では、リスナーさんにとってのメリットが見出しづらく感じていました。情報という、メリットが明確で誰でも提供できる価値ではなく、雨宿まおならではの価値をどう位置付けて発信するかが一つ悩みだったんです。
価値やメリットはその人の世界観と密接に結びついています。「この人のこの雰囲気が自分にとっては心地いい」とリスナーさんに思ってもらえること。それこそがVtuberの価値提供の在り方の一つだと考えました。
実際、私が素敵だなと思う活動者さんたちはそれぞれが独特の世界観を持っていて、リスナー視点でも「こんな人、こんなチャンネル」と説明できるくらいに魅力(=価値)がはっきりとしています。
そして、世界観や価値を端的に示すのがコンセプト。
「1000曲をポケットに」のiPodなどは、製品の具体的なサイズ感と「何ができるか」を短く明確に示しています。ここまで具体的な価値を提示することは難しくても、私の活動にも世界観が容易に伝わるコンセプトが欲しいと考えました。
特別な技術や知識が無い中、活動を通して比較的評価をしてもらっていたのは、私のゆったりとしたトークや声。それが癒しだと言ってもらえることが多かったので、「癒し」をベースにコンセプトを模索し始めました。
ただ、癒しをコンセプトとしたチャンネルはすでに数多く存在しています。
そんな飽和する「癒し」の中でどんな空気を提供できるだろうか?それはリスナーさんにとってのメリットになり得るだろうか?それらが見つからずしばらく悩み続けました。
そこで、自分が自然とできること・苦にならないことを元にコンセプトを固めることにしました。
私の得意なことは、人の価値観を認めること、人の「素敵なところ」を見つけることです。基本的に人を否定せず、自分を否定する相手の存在も「私と君とは考えが違うものね」と認めることができます。ある意味での受容・包容力が自分の強みだと考えました。
少しの間、雨避けとして誰かを受け入れることができる活動者になりたい。そんな思いから「雨宿り」を姓とコンセプトに反映することにしました。
ただ、このコンセプトはあくまでもリスナーさんに対する価値を示すに留まっています。ゲーム実況をメインに活動している中で、普段さまざまな感動をもらっているゲームの世界に「雨宿まお」ならではの貢献ができないかもずっと考えていました。
唐突すぎてラーメンを鼻から噴き出した人もいるかもしれません。
そう、ゲーム翻訳を志したいと思います。
実はこれまで、翻訳に関わるお仕事をしてきました。その中で産業翻訳者(ビジネス文書などの翻訳)を目指して勉強していた時期もあったのですが、YouTubeを始めてからしばらくは勉強をお休みをしていました。
運動も勉強も大抵のことは平均以下の人間です。英語は唯一、人並み(?)にできる分野でした。元々言語学好きだったこともあり、英語と言語学をVtuber活動に関連付けられたらと秘かな希望を持ち続けていたものです。
元は主に言語学の話題をゲーム実況で扱えないかなと考えていました。訳文から原文の構造が見えて面白いという話、言語の中に見える文化の話、人にある一定の印象を与える音の話…。言語一つでもいろんな話ができるものですが、これらの話って万人受けしないんですよね。そんな話題を勉学のように感じる人も多くいるかと思いますし、エンタメを求められるゲーム実況の世界では勉強感の出る内容は需要が極めて限られてきてしまいます。
そこで改めて思いついたのが、お仕事として触れ続けていた「翻訳」です。
今は時間の都合でなかなか思った通りには遊べていませんが、国内はもちろん海外のインディゲームにも素敵な作品がたくさんあります。ご紹介したい海外作品も複数あります。けれど日本語訳が無いと、気軽にゲームをオススメしづらいのも本音です。
なので、今後さまざまなゲームをプレイしていく中で「ぜひ皆さんにご紹介したい!この世界観を一緒に味わってほしい!」という作品を和訳する機会を持てればと考えています。
私が強く惹かれたゲームを自分の手で翻訳できて、それがゲームの魅力を広げる小さなお手伝いになる。そうすればリスナーさんを含めたゲームプレイヤーにもインディゲームの世界にも貢献できて幸せなことだと思います。
インディゲームの良いところは、いわゆる大作よりも開発者さんの嗜好やこだわりがガツン!と乗っかっているところ、開発者さんとプレイヤーの距離が近いところだと認識しています。微力ながら翻訳という言語的な橋渡しをすることで、言語という壁が崩れ、その距離を縮めることができればそれはとても素敵なことです。しかも翻訳が開発者のヘキの詰まったゲームの共感者を増やす可能性を生み出せたら、それこそ布教者冥利に尽きます。
自分が得たゲーム体験を他の人にも届けやすくなるというのも、想像するだけでニヤニヤものですね。これまでもゲーム実況を通して「まおさんの紹介でこのゲームを買ったよ」と言ってもらえることはあったので、ゲーム翻訳もまたそのきっかけの一つになればと思います。
あとは自分が翻訳したゲームを実況するとかもある種の夢。
とはいえ自分の中の全盛期よりも英語力が少し下がってしまっているので、今しばらくは勉強のし直しがメインとなるのですが…。知っている語彙もビジネス寄りなので幅を広げないといけないし、翻訳技法についても改めて勉強し直していきたい…。
またこれはあくまで私の所感ですが、ゲーム翻訳は文芸翻訳に近い性質を持っているように感じます。ストーリーものであれば原文と訳出先の言語との文化差も考慮に入れなければなりませんし、ゲームジャンルによっては神話や心理学、今は使われない古い英語などの知識も必要となります。
そのため、これまで携わってきた産業翻訳とはまた毛色が違うジャンルであると認識しています。産業翻訳は産業翻訳でパズルを解くような楽しさのある世界でしたが、ゲーム翻訳でも新しい挑戦や学びがたっぷりと待っていて、とてもワクワクしてします。
ジャンルを問わず、翻訳はある意味での職人技だと思います。単に語学ができればいいだけではなく、翻訳における技術が必要となってくるものです。ゲーム翻訳ではその技術に加えて、ゲームエンジンごとの対応法なども勉強しなければなりません。
容易な世界ではないですが、それでもやっぱり大好きなゲームと言語をVtuber活動で扱いながら、私ならではの貢献ができる可能性に突き進みたいです。
その先で「ゲーム翻訳もするVtuber」として認知してもらえるようになりたいと思います。
改めましてリスナーさんには雨宿り場所を、インディゲームの世界には翻訳や実況を介した認知・体験拡大のほんのりとしたお手伝いをご提供できる活動者を目指します。
今すぐに翻訳に挑戦するのは難しいけれど、来年には少し活動時間を増やせる予定です。そこから実際にゲームの翻訳に挑んでいくつもりです。
またこれはゲーム開発の話ですが、学習漫画になった桜井政博さんも「なんでもいいから作ること」「完成させること」を推奨してらっしゃいます。一定のクオリティを前提にしつつ、なるべく早く次の行動に移っていきたいものです。
今後はここでも英語の勉強・ゲーム翻訳への道のりなどの進捗を更新していくので、ぜひ私の新しい夢を遠くから見守っていてくださると嬉しいです。
ラーメンを飲んで、ゲームの英日翻訳もできるほっこりVtuber。属性過多な気もしますが、目標に向かって頑張ります。
大人になっても新しい夢を見つけることができる、これもまたVtuber活動で得た発見です。
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